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誠信書房より発売されている下記のビジネス本より一部抜粋し私流の解釈でご紹介します
影響力の武器(第3版)-なぜ人は動かされるのかー
・ロバート・B・チャルディーニ著(社会行動研究所訳)
恩義には恩義で答えるのは当たり前。
そんな風に考えていませんか?
これは日本だけの話ではありません。
社会に属するための必須の人類共通の心理でとても強く働く思いです。
この返報性のルールとは、それほど強い心の働きなのです。
今度は購入者の視点で見てみましょう。
強力な返報性のルールに対応するにはどうすれば良いのか?
簡単な方法は全ての親切を断ることです。
そうすれば返報性のルールに捕らわれることはありません。
でも、親しい人が誰もいなくなってしまうでしょう。
本当の好意まで断ってしまう事になるので、人は離れいってしまいます。
この強力な返報性のルールにどう対抗するのか?
実は簡単に避けることが出来るのです。
皆さんもすでにその準備は出来ています。
それは返報性のルールを知っていることです。
この人は自分より優位に立とうとしている為に親切にしてくれたのだなと相手の意図を見抜くことで心が縛られずに、強力な返報性のルールから逃れられるのです。
たったそれだけで良いのです。
返報性のルールはご恩に対する返礼として発動するものですから、相手が利益を
求めているということが判ると効力を失います。
親切がじつは罠だと気づくからです。
要は、販売者の罠に気づくかどうかです。
返報性のルールを知っているかどうかなのです。
そして相手は返報性のルールを狙っていると認識できるかどうかです。
たったこれだけで良心に呵責もなく、冷静に判断出来るようになるのです。
先に受けた親切はありがたく頂いておきましょう。
返す必要はありません。
そこは感謝してありがたく受け取っておきましょう。
でも相手に利益をもたらすかどうかは別のお話なのです。
というような心の切り替えが出来ればなんの問題もありません。
あなたの財産を奪おうとした相手は勝手にはなれていくでしょう。
それでも返報性のルールから逃れられない人が世の中にはいます。
それは何故か?
別に信義に厚いからではありません。
ちょっとした謎です。
実は、これも心理的な要因が原因です。
どんな心理的要因だと思いますか?
それは次回にお話ししたいと思います。